コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

練丹術 れんたんじゅつ liàn dān shù

1件 の用語解説(練丹術の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

れんたんじゅつ【練丹術 liàn dān shù】

丹砂を主要な材料として丹薬を製造する術。丹薬を服用すれば長生不死の仙人となることができ,丹薬の高級品はそのまま黄金に変化すると考えられた。したがって,練丹術は中国における錬金術でもある。漢の武帝の宮廷に暗躍した方士の李少君は,〈鬼神を駆使して丹砂を黄金に変え,その黄金で飲食の器を作れば益寿がかなう〉と説いたと伝えられ,鬼神の力によって作りだされる黄金には,自然の黄金にまさる神秘な力がひそむと考えられたのであった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の練丹術の言及

【火薬】より

…薬物として水銀の神秘的変化に注目し,硫化水銀を〈丹〉と呼び,丹を中心とした化学的操作を重視した。そのため彼らの研究を練丹術とも呼んだ。これは西方諸国に発達しヨーロッパ中世にも盛んであった錬金術に対応するものであり,練丹術師は薬物学者であり化学者でもあった。…

【錬金術】より

…従来,詐術の一種あるいはせいぜい近代化学の前史をなす克服されるべき擬似科学と考えられてきたが,今日では,単なる物質操作・薬物調合の技術にとどまらない,体系的な思想と実践とを具備した独自な世界解釈の枠組みとする見方が有力である。また錬金術的な思想と実践は,上記の文化圏のみならずインド,中国(さらにはその影響下で朝鮮)にもあり,とくに中国では〈練丹術〉の名で知られる。これについては同項を参照されたい。…

※「練丹術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

練丹術の関連キーワード油脂工業製薬丹砂丹薬アミロ酒母-麹折衷法魚肉ハムコメ焼酎混和機食品工業

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone