繋がる(読み)ツナガル

デジタル大辞泉 「繋がる」の意味・読み・例文・類語

つなが・る【×繋がる】

[動ラ五(四)]
離れているものが結ばれて、ひと続きになる。「島と島とが橋で―・がる」「電話が―・る」「光回線が―・る」
つらなり続く。また、継続する。「車が一〇キロも―・っている」「この道は国道に―・っている」「首が―・る」
関係がある。結びつく。「事件に―・る遺留品」「努力成功に―・る」
血筋が同じである。血縁関係がある。「血の―・った人」
ひかされる。ほだされる。「情に―・る」
[類語]続く続ける続き繋がり継ぎ合わせるつなげる繋ぎ止める・繋ぎ合わせる・結び合わせる継ぐ接続する連結する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繋がる」の意味・読み・例文・類語

つなが・る【繋】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 長く続く。つらなり続く。継続する。前後がうまく続く。
    1. [初出の実例]「たとへば雲の一村、係(ツナ)がる所なく、浮てゐるやうで有った」(出典古道大意(1813)上)
  3. しばられる。とらえられる。
    1. [初出の実例]「かのオルヒスのなすところ 陰府の繋がる魂を解き」(出典:天地有情(1899)〈土井晩翠〉万有と詩人)
  4. 情愛などにひかれる。ほだされる。
  5. かかわる。関係がある。深いかかわりあいをもつ。情交関係をもつ。
    1. [初出の実例]「そちと斯う長う深逢(ツナガッテ)いるので、此方心底はしれて有じゃないか」(出典:洒落本・南遊記(1800)一)
  6. 系列につらなる。身内となる。親族となる。
    1. [初出の実例]「良人も旧は他人なりといへ妾に続(ツナガ)れば母様の生の子も同然」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴五五)

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