美唄[市](読み)びばい

百科事典マイペディア 「美唄[市]」の意味・わかりやすい解説

美唄[市]【びばい】

北海道中部の市。1950年市制。石狩川中流部左岸から空知山地の間を占め,函館本線,道央自動車道が通じる。屯田兵により開かれた地で,石狩平野部で米を多産する。中心市街は周辺の農村を後背地とし,商業,サービス業が発達東部の山地は炭鉱地帯であったが,1973年までに相次ぎ閉山した。その後企業誘致を積極的に進めて工業団地が形成され,食料品,繊維プラスチック,電気機器などの工場が立地している。2002年11月宮島沼がラムサール条約登録湿地となる。277.69km2。2万6034人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android