羽島[市](読み)はしま

百科事典マイペディア 「羽島[市]」の意味・わかりやすい解説

羽島[市]【はしま】

岐阜県南部の市。1954年市制。木曾川長良(ながら)川に囲まれた濃尾平野低湿地を占める。中心の竹鼻は江戸時代から美濃縞(じま)で知られた機業地で,木曾川対岸の愛知県尾西(びさい)市(現・一宮市)とともに,毛織物工業が盛ん。繊維・衣服工業で市の製造品出荷額の約4割(2003)を占め,輸送用機器・化学工業も伸びている。東海道新幹線,名鉄羽島・竹鼻線,名神高速道路が通じる。水田も広く,宝暦年間,治水の難工事にあたった薩摩藩士の碑や墓がある(宝暦治水事件)。53.66km2。6万7197人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android