能取岬(読み)ノトロミサキ

デジタル大辞泉 「能取岬」の意味・読み・例文・類語

のとろ‐みさき【能取岬】

北海道北東部にある岬。能取湖突端部東部にあり、オホーツク海に面している。海食がいに囲まれ、崖下岩礁が連なっている。冬季には流氷が見られる。

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日本歴史地名大系 「能取岬」の解説

能取岬
のとろみさき

美岬みさき地区北東の丘陵から北のオホーツク海に突出する岬。網走国定公園のうち。高さ六〇メートルほどの海食崖に囲まれ、崖下は岩礁の浅瀬になっている。突端には能取岬灯台があり、背後は網走市営美岬牧場となっている。崖に沿って遊歩道が設けられ、東側先端に本郷新の彫刻オホーツク漁民の像がある。観光売店一軒のみで他の施設はなく、オホーツク海と知床しれとこ連峰を一望する広大な景観に恵まれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「能取岬」の意味・わかりやすい解説

能取岬
のとろみさき

北海道東部、網走湾(あばしりわん)の北端部にあり、オホーツク海に突出する岬。周囲標高40~60メートルの丘陵で、突端部に能取岬灯台があり、海食崖(がい)下の岩礁にはアザラシが群れる。岬を一周する道路美岬(みさき)ラインが通じる。地名はアイヌ語ノトロ(岬・の処(ところ))に由来する。

岡本次郎


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「能取岬」の意味・わかりやすい解説

能取岬
のとろみさき

北海道北東部,能取湖の東方,オホーツク海にのぞむ岬。網走市に属する。標高 42mの海成段丘で,段丘面牛馬放牧に利用される。先端部に灯台があり,知床半島を望む景勝地。網走国定公園に属する。

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