デジタル大辞泉
「能取湖」の意味・読み・例文・類語
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のとろ‐こ【能取湖】
- 北海道北東部、網走市の北西部にある湖。オホーツク海沿岸の潟(せき)湖群の一つ。北岸に原生花園がある。面積五八・四平方キロメートル。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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能取湖
のとろこ
網走市北部に広がる汽水湖。能取岬西側の付根にある。周囲三二・五キロ、面積五八・四平方キロ、最大深度二三・一メートル。北側のオホーツク海とは砂洲で隔てられており、湖口は季節や気候により開閉していたが、昭和五二年(一九七七)北東の美岬地区に湖口が完成した。「協和私役」安政三年(一八五六)八月八日条には「ノトロ沼あり。方二里余四望甚濶なり」と記される。板本「西蝦夷日誌」にはノトロトウ、ノトロ沼とみえており、「此沼を今ノトロトウといへるも(中略)此沼はウハラヽイといへる湖沼なれども、ノトロの近くに在るより、ノトロの名を冠らしむるもの也」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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能取湖
のとろこ
北海道東部、オホーツク海に面した潟湖(せきこ)。網走市(あばしりし)に属す。東西を北見山地末端部の丘陵が囲み、西から延びた砂州によってオホーツク海と隔てられている。面積58.4平方キロメートル、周囲32キロメートル、最大水深23メートル。ほぼ円形で北東端で外海と通じている。かつては毎年秋の漂砂により開口部が閉ざされ、融雪期に人工的に開けていたが、1977年(昭和52)永久湖口が完工した。カレイ、コマイなどの漁獲があり、ホタテガイ、カキの養殖が行われる。網走国定公園の一部で、南西岸の卯原内(うばらない)付近にアッケシソウの群落(道指定天然記念物)があり、北岸の砂州には原生花園がある。南岸と西岸を国道238号が走っている。
[岡本次郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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能取湖 (のとろこ)
北海道北東部,網走市北部にある湖。東西を丘陵に囲まれ,北岸を湾口砂州によって封じられた潟湖で,北東端に1977年完成した永久湖口によりオホーツク海に通じる。面積58.4km2,周囲32km,最大深度23m,平均深度9m。かつては9~11月の激しい風波が運ぶ土砂で冬季に湖口が閉じられるため,春の融雪・融氷期に湖口を開く〈潮切り(砂切り)〉が行われた。湖内でカレイ,コマイなどの漁獲やホタテガイの養殖が行われる。南西岸の卯原内(うばらない)付近にアッケシソウの群落,北岸の砂州に原生花園があり,網走国定公園に含まれる。南,西の湖岸を国道238号線が通る。
執筆者:奥平 忠志
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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能取湖
のとろこ
北海道北東部,オホーツク海に面した潟湖。網走市に属する。面積 58.4km2。周囲 33km。最大水深 21.2m。東西両岸には丘陵が迫り,北岸は砂州でオホーツク海と境され,北東部に幅 100mほどの湖口がある。冬季は激しい風波により湖口が砂で閉鎖されるため,初春には切り開き工事が行われる。富栄養湖でカレイ,コマイ,ホタテガイなどが漁獲される。南岸の卯原内 (うばらない) 付近には秋になると湖岸を紅色に染めるアッケシソウ (塩性植物) の群生地があり,能取岬の海岸地形とともに網走国定公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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能取湖【のとろこ】
北海道網走市北西部の潟湖。オホーツク海に続き,西から延びた砂州のため湾口は狭く,楕円形をなす。面積58.20km2,最深23.1m。12〜4月結氷。アヤメ,ハマナス,アッケシソウが群生,網走国定公園に属する。
→関連項目網走[市]
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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