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草合 くさあわせ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

草合
くさあわせ

平安時代の遊戯で,物合せの一つ。5月5日の節供に種々の草を集めて,その種類や優劣を競った。宮廷でも行われ,負けると衣服を脱いで,勝った者に与える風習があったといわれる。鎌倉時代も子供の遊戯として残ったが,その後,衰えた。本来は山野の薬草採集 (薬狩り) から起ったもので,競狩 (きおいがり) ,闘草,草くずしともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

草合
くさあわせ

闘草(とうそう)、種合などとも記される。物合の一種で、珍しい草花を持ち寄って比べ、その優劣を競う遊戯。『荊楚(けいそ)歳時記』には、古く中国で5月5日に行われた「闘草」についての記述がみえ、それとの関連が想定される。『百練抄』の永久(えいきゅう)5年(1117)5月29日条には、内裏(だいり)で闘鶏とともに闘草が行われたことがみえ、また『後拾遺和歌集』20には、朝顔とかがみ草を合わせたところ、かがみ草が勝ったとある。[杉本一樹]

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