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薬用量 やくようりょう therapeutic dose

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

薬用量
やくようりょう
therapeutic dose

治療量ともいう。医薬品の薬効を期待して用いる量。これは医薬品の側の条件と,適用される個体の条件とによって,個々の場合ごとに異なる。標準薬用量として,日本薬局方では常用量を定めている。

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世界大百科事典 第2版の解説

やくようりょう【薬用量 dose】

医薬品を,疾患の診断,予防ならびに治療の目的で,ヒトに適用する際の容量をいう。実験動物などに各種の試験をする場合にも同じ表現をとるが,この場合には必ずしも上記の目的のためとは限らない
[常用量usual dose]
 通常,ある疾患に対して薬効を期待して用いられる薬用量は常用量といわれ,疾患名,重篤度,患者の性や年齢によって,比較的狭い幅をもった量が臨床的に定められている。1回量や1日量で規定されることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

薬用量
やくようりょう

薬物が薬理作用を現すには一定量以上の用量を必要とし、これを有効量というが、一般に薬用量という場合は有効量のうちで、医師が通常用いる量をさし、これを常用量usual doseといっている。なお、薬理作用が現れない量を無効量という。有効量でもそれをだんだん増量していくと中毒症状が現れる。これが中毒量で、さらに増量すると死に至る。これを致死量とよんでいる。
 医薬品それぞれに使用する用量は決められているが、投与される人の年齢、性別、疾病などによって差がある。常用量は最小有効量よりやや量が多く、極量までの間の量をいう。極量は日本薬局方で定めた規定であり、日本では常用量の最大量をもって表している。小児については、年齢、体重、体表面積より計算する方法が用いられ、小児薬用量として成人に対する薬用量から計算される。ヤング式、アウグスベルガー式は年齢を基準とし、クラーク式は体重を、クラウフォード式は体表面積をそれぞれ基準としている。もっとも簡単なハルナック式は、未熟児の場合は成人量の10分の1、新生児は8分の1、生後6か月児で5分の1、1歳児は4分の1、3歳児は3分の1、7歳6か月児で2分の1、12歳児は3分の2となっている。老人に対する薬用量は個体差が大きく、一定の数式では表せないが、臓器機能の低下がみられることから、成人量より少なく投与する。65歳以上の老年者では、成人量の3分の1ないし2分の1量から漸次増量し、至適量を決めるのがよいといわれている。[幸保文治]

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