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虫媒花 ちゅうばいか entomophilous flower

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

虫媒花
ちゅうばいか
entomophilous flower

虫類,主として昆虫類の媒介によって受粉行われる花。概して花冠などが美しく,花蜜が豊富で,花粉は大きくて突起があり粘着性をもっている。特に花中に蜜腺が発達していて昆虫を誘引するようなもの (サクラアブラナミカンレンゲソウ) を花蜜花と呼び,比較的に多量の花粉があって花粉自体を昆虫に提供して受粉されるもの (バラ,ケシ) を花粉花という。

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デジタル大辞泉の解説

ちゅうばい‐か〔‐クワ〕【虫媒花】

昆虫の媒介によって受粉が行われる花。美しい色彩や香りをもつものもあり、蜜を分泌して昆虫を誘う。→水媒花鳥媒花風媒花

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうばいか【虫媒花 entomophilous flower】

昆虫の媒介によって花粉が移動し受粉が行われる花。ふつう,よく目だつきれいな花被をもち,蜜腺が発達し,強いにおいをもつなどの性質がみられる。風媒花より進化したものといわれるが,虫媒がいつごろ始まったかは明らかにされていない。花の構造だけから類推すると,被子植物が進化してきたのとほとんど同時に虫媒も行われるようになったのであろう。 虫媒花の花粉には粘液や突起などが目だち,昆虫のからだに着きやすく,また花粉塊をつくりやすくなっている場合が多い。

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大辞林 第三版の解説

ちゅうばいか【虫媒花】

虫媒によって受粉が行われる花。一般に花弁が美しく、花粉に粘性があり、時に特有の香を放つ。 → 水媒花風媒花

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

虫媒花
ちゅうばいか

花粉が昆虫によって雌しべの柱頭に運ばれる花をいい、特定の昆虫によって媒介されるものと、そうでないものとがある。
 虫媒花には、昆虫を誘引するための美しい花弁、萼(がく)、包葉などをもち、蜜腺(みつせん)が発達し、強い芳香を出すものが多い。花粉は少量で粘液や突起などで昆虫に付着しやすく、花の構造も昆虫の形とよく適合している。たとえば、ある種のランは花弁に昆虫の雌に似た複雑な模様をもち、これによって雄を引き付け、サルビアの花では、マルハナバチが止まると雄しべが揺れ動いて花粉をハチの背中につける。[吉田精一]

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世界大百科事典内の虫媒花の言及

【受粉】より

…動物によって花粉が媒介されるものを動物媒というが,コウモリ媒,カタツムリ媒のように特殊な生物によるものや,いくつかの種による鳥媒など多少珍しいものもあるが,圧倒的に多いのはいろいろの昆虫によって媒介される虫媒である。受粉に関与する昆虫にはさまざまのものがあり,古くから虫媒花と昆虫の関係についてはよく観察されている。花と昆虫が互いを制約しながら進化している例も多く,共役進化co‐evolutionの典型例としてあげられることが多い。…

【花】より

…エンドウやイチゴで知られているように,花が開く前にすでに受粉が終わっていることもあるが,普通は開花した後になんらかの方法で花粉が柱頭まで運ばれて受粉する。その方法には昆虫(虫媒花),鳥,コウモリなどの動物によるものと,風(風媒花)や水(水媒花)の無生物によるものに二大別される。前者では,昆虫などを誘うために美しい花が多く,においを出したり,蜜腺(スイカズラ),花盤(ミカン),腺体(ヤナギ)をもち,みつを分泌しているものも多い(図4)。…

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