コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

蛭石 ひるいしvermiculite

翻訳|vermiculite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蛭石
ひるいし
vermiculite

単斜晶系の鉱物。 Mg0.4(Mg,Fe,Al)3(Si,Al)4O10(OH)2・4H2O 。バーミキュライト,バーミキュル石ともいう。比重 2.4,硬度 1.5。真珠光沢。無色,黄色,褐色,緑色など。劈開{001}に完全。きわめて脆弱。加熱すると膨張してヒルのように伸びるのでこの名がある。耐熱材や防音材として広く使われている。各種岩石中の黒雲母の風化変質生成物として産出するほか,苦鉄質岩石が接触変成作用を受けたときの生成物としても産出する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ひる‐いし【×蛭石】

熱するとヒルが伸びるように膨張する鉱物。黒雲母(くろうんも)が風化したもので、多量の水分を含んでいる。断熱・防音材や園芸用土などに使用。バーミキュライト。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ひるいし【蛭石】

黒雲母が風化して水分を含んだ鉱物。急に熱するとヒルのように伸長する。焼成して耐熱材・防音材などに用いる。バーミキュライト。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蛭石
ひるいし
vermiculite

層状珪(けい)酸塩鉱物の一つで、鱗片(りんぺん)状ないし葉片状結晶の集合をなす。雲母(うんも)、緑泥石に似るが、より柔らかく、撓(とう)性がある。変成した超塩基性岩や広域変成岩中に産する。急激に加熱するとヒルのように伸びる性質があるため、英名はこの意味のラテン語に由来する。この性質をもつ加水黒雲母や加水金雲母をも蛭石というため、本来の蛭石のほうはバーミキュライトあるいは苦土蛭石といって区別される。日本の産地では福島県田村郡小野町、山梨県甲州(こうしゅう)市大和町初鹿野(やまとちょうはじかの)などが知られる。[松原 聰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

蛭石の関連キーワードシンプレクタイト組織蛭石(データノート)バーミキュライト構造ミルメカイト組織非金属鉱業粘土鉱物人工砂利壁紙

今日のキーワード

跋扈

[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の跋扈」「悪辣な商売が跋扈する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android