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裾模様 すそもよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

裾模様
すそもよう

女性の和服模様づけ。また,その模様がついた衣服から3寸,5寸,8寸というように裾を中心とした模様づけで,18世紀に入って小袖が一般化するとともに発達したものである。現在は女性礼服として着用されることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

すそ‐もよう〔‐モヤウ〕【裾模様】

和服の模様づけの一種で、裾に置かれる模様。また、その模様のある着物。女性の礼装用で、総模様に対する。

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百科事典マイペディアの解説

裾模様【すそもよう】

着物の模様付けの一種で裾に模様のあるもの。江戸初期には総模様だったのが,帯が広くはなやかになるにつれて裾模様になったもの。代表的な江戸褄(えどづま)模様のほか,裾および肩から胸に模様をおいた島原模様や,振袖(ふりそで)のように帯のすぐ下から模様を付け,袖にもおいた高裾模様などがある。

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大辞林 第三版の解説

すそもよう【裾模様】

着物の裾につけた模様。また、その模様をつけた衣服。すそがた。
物の裾の部分の模様。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

裾模様
すそもよう

着物の上半分を地染めした無地のままに残し、裾回りにだけ模様を置いたものをいう。模様の高さから7寸、5寸、3寸(1寸は約3.8センチメートル)などに分けられる。元禄(げんろく)(1688~1704)以後、女子の衣装は帯幅が広がり、腰にその結び目が大きく固定されるようになったため、着物の模様がしだいに裾のほうへ送られるようになる。1713年(正徳3)版の『正徳雛形(しょうとくひいながた)』(西川祐信(すけのぶ)画)には裾模様が描かれているが、おそらくこのころから流行したのだろう。『守貞漫稿(もりさだまんこう)』によると、宝暦(ほうれき)年間(1751~1764)になると5寸の裾模様が流行し、その後3寸に移ったことが記されている。守貞の活躍した文化・文政期(1804~1830)には娘は7寸、若い婦人は5寸、中年の婦人は3寸を用いたが、京・大坂では江戸に比べ概して高い裾模様が好まれたようである。1858年(安政5)版の『奥女中袖鏡(そでかがみ)』には、御三ノ間御乳等本式服として、また小姓、側女(そばめ)の略服にも裾模様が用いられたと記されており、こうした流行は町方ばかりでなく大奥にまで及んでいたことがわかる。しかし今日の裾模様は、こうした文字どおり裾回りだけに模様を配したもののほか、江戸褄(づま)といって衽(おくみ)から前身頃(みごろ)を経て後ろ身頃へとしだいに模様の高さが低くなってゆくものや、島原模様といって胸から肩のあたりまで模様が伸びたもの、あるいは帯のすぐ下から袖(そで)にかけて模様を置いた振袖模様まで含めて、裾模様とよぶことがある。村元雄]

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