語らう(読み)カタラウ

デジタル大辞泉 「語らう」の意味・読み・例文・類語

かたら・う〔かたらふ〕【語らう】

[動ワ五(ハ四)]《動詞「かた(語)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》
話し合う。むつまじく語り合う。「友と―・うひととき」
説得して味方にする。仲間に引き入れる。
浪士等数百名を―・い」〈染崎延房・近世紀聞〉
じょうずに頼み込む。言いくるめる。
陰陽師おんやうじを―・ひて」〈宇治拾遺・二〉
親しく交際する。
「おのづから女房と―・ひ」〈大鏡伊尹
男女が言い交わす。男女の関係を持つ。契る。
みそかに―・ふわざもせざりければ」〈伊勢・六四〉
鳴く。
郭公ほととぎす―・ふ方や山のはに村雨過ぎて月ぞほのめく」〈玉葉集
[可能]かたらえる
[類語]話し合う対話話す語り合う談ずる懇談する面談するはか持ち掛ける掛け合う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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