デジタル大辞泉 「負う」の意味・読み・例文・類語
お・う〔おふ〕【負う】
1 背中や肩にのせる。背負う。「重い荷を―・う」
2 身に受ける。また、自分で引き受ける。かぶる。「責任を―・う」「恨みを―・う」
3 傷を受ける。「重傷を―・う」「損害を―・う」
4 お陰をこうむる。「先輩のご指導に―・うところが大きい」
5 後ろに位置させる。背景とする。「後ろに山を―・う」
6 借金する。
「その人は、わが
7 名としてもつ。名前に適合する。
「名にし―・はばいざ事とはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」〈伊勢・九〉
8 ふさわしいさまである。適応する。
「
[可能]おえる
[用法]おう・せおう――「負う」は文語的。話し言葉では多く「背負う」を使う。◇「負う」「背負う」には抽象的に負担する意味もあり、「責任を負う」「罪を負う」「一家を背負って働く」などと使われるが、「背負う」のほうが具体的動作を表す度合いが強い。傷・痛手については「負う」を用い、「背負う」は使わない。◇類似の語に「
[類語]担ぐ・担う・負ぶう・背負う・