出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
和歌山県高野(こうや)町大字高野山の明王院に伝わる不動明王二童子像の通称。絹地に描かれた彩色画で、不動明王の全身が鮮やかな真紅の色で表されているのが特徴で、この名称がある。不動は右手に倶利迦羅(くりから)剣を、左手に羂索(けんさく)を持し、火炎を背に岩上に半跏(はんか)に座し、片側に寄せて矜羯羅(こんがら)、制吒迦(せいたか)の二童子を描く。智証(ちしょう)大師(円珍)が比叡(ひえい)山横川(よかわ)に参籠(さんろう)したとき感得したものを図にしたという伝説がある。森厳霊妙で、わが国仏画を代表する名品の一つ。制作年代は藤原期とする説が有力で、重要文化財に指定されている。
[永井信一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…さらに単独で盛んに信仰され,変化に富んだ姿勢に表現された座像や立像の優れた作品が数多く伝えられている。その中でも黄色の肉身によって〈黄不動〉と呼ばれる滋賀園城(おんじよう)寺の立像,赤色の肉身をもち〈赤不動〉と呼ばれる和歌山高野山明王院の半跏(はんか)像,青色の肉身に表され〈青不動〉と親しまれる京都青蓮(しようれん)院の座像の3幅が特に著名である。〈赤不動〉と〈青不動〉には二童子が描かれるが,不動明王の眷属としては八大童子が造像されることが多い。…
※「赤不動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新