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赤痢アメーバ症 せきりあめーばしょうAmebiasis

家庭医学館の解説

せきりあめーばしょう【赤痢アメーバ症 Amebiasis】

[どんな病気か]
 赤痢アメーバの寄生によっておこる病気(赤痢(「アメーバ赤痢」))です。
 不潔な環境下で調理された飲食物などとともに、赤痢アメーバの嚢子(のうし)(厚い膜でおおわれていて活動休止の状態にあるもの。シストともいいます)を摂取することで感染します。
 世界中に分布していますが、とくに衛生状態の悪い発展途上国に多く、最近は海外で感染して日本にもち帰る輸入症例が増えています。
[症状]
 ふつうは下腹部痛と粘血下痢(ねんけつげり)がみられますが、発熱はありません。ときに転移して肝膿瘍(かんのうよう)(「肝膿瘍」)をおこすことがあります。
[検査と診断]
 糞便(ふんべん)検査を行ないます。下痢便(げりべん)から栄養型(活動状態にある)の原虫が、固形便から嚢子が見つかれば診断がつきます。肝膿瘍のときには血清検査や画像診断が行なわれます。
[治療]
 メトロニダゾール系の薬の内服を10日間行ないます。早期に診断し、治療することが必要です。
[予防]
 外国の屋台など、不潔な環境での飲食は避けることです。
 赤痢アメーバは乾燥、高温に弱いので、食材は十分に加熱します。また食事の前には手を洗い、食器なども清潔にしましょう。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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