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足助重範 あすけしげのり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

足助重範
あすけしげのり

[生]正応5(1292)
[没]元弘2=正慶1(1332).5.5. 京都
鎌倉時代末期南朝方の武将。三河国足助の住人。源満政の子孫。弓術にすぐれ,元弘1=元徳3 (1331) 年8月,後醍醐天皇の討幕計画に錦織俊政らとともに密旨を奉じて加わったが,計画が事前に漏れ,天皇が笠置山にこもると俊政らとともに従った。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

足助重範 あすけ-しげのり

1292-1332 鎌倉時代の武士。
正応(しょうおう)5年生まれ。三河(愛知県)加茂郡の在地領主。元弘(げんこう)の乱で後醍醐(ごだいご)天皇が笠置(かさぎ)山にのがれたとき,一の木戸をまもり,強弓をひいて幕府軍をくるしめた。落城後捕らえられ,正慶(しょうきょう)元=元弘2年5月3日京都六条河原できられた。41歳。通称は次郎(二郎),三郎。

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朝日日本歴史人物事典の解説

足助重範

没年:正慶1/元弘2.5.3(1332.5.27)
生年:正応5(1292)
鎌倉後期の武士。三河国加茂郡足助荘(愛知県東加茂郡足助町)の在地領主。足助一族は,霜月騒動(1285)に連座して所領を没収されて以降,反北条的立場を貫いていた。後醍醐天皇の討幕計画に最初から参加。笠置の陣では強弓をもって幕府軍を悩ませた。のち捕縛され,京都六条河原で斬られた。

(佐藤和彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

あすけしげのり【足助重範】

?‐1332(元弘2)
鎌倉末期の武士。通称次郎。三河国加茂郡足助を本拠とする清和源氏足助氏の出自。同地方には皇室領高橋荘,高橋新荘があり,足助氏は代々皇室との関係が深く,後醍醐天皇の討幕運動に加わった。《太平記》によると,重範は元弘の乱(1331)で天皇方の笠置籠城に参戦,東口を守り強弓をひいて幕府軍を悩ませたが,落城後六波羅に捕らえられ,翌年5月京都六条河原で斬首された。享年32または41と伝える。【加藤 益幹】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

足助重範
あすけしげのり
(?―1332)

鎌倉後期の武士。三河国加茂(かも)郡足助(愛知県豊田(とよた)市)の人。通称三郎(または次郎)。足助氏は鎌倉幕府の御家人(ごけにん)であったが、1285年(弘安8)の霜月(しもつき)騒動で安達(あだち)氏に加担して所領を没収されたこと、足助地方にあった八条院領高橋庄(しょう)の庄官であったことなどから大覚寺(だいかくじ)統に接近し、重範は1331年(元弘1)後醍醐(ごだいご)天皇の討幕の謀議に参加、幕府に探知されて天皇が笠置(かさぎ)山(京都府相楽(そうらく)郡笠置町)に逃れたときもこれに従った。笠置山が幕府軍に包囲されると、重範は力戦してこれを防ぎ、とくにその弓術は幕府軍を悩ましたという。笠置山陥落のとき捕らえられ、翌1332年京都の六条河原で斬(き)られた。[新田英治]

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