コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

軟マンガン鉱 なんマンガンこうpyrolusite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軟マンガン鉱
なんマンガンこう
pyrolusite

MnO2 。パイロルース鉱ともいう。正方晶系の鉱物。硬度は結晶形を示すもので6~6.5,塊状のものでは2ぐらい。比重 4.4~5.2。鉄黒色。金属光沢。条痕は黒色。各種マンガン鉱床の硬化帯に2次鉱物として産出するほか,大洋底から得られるマンガン団塊も軟マンガン鉱である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

軟マンガン鉱【なんマンガンこう】

パイロルーサイトとも。組成がほとんど二酸化マンガンMnO2の鉱物。硬マンガン鉱とほぼ同成分だが,柱状または繊維状の結晶を示し,正方晶系。黒〜帯青黒色,金属〜亜金属光沢
→関連項目水マンガン鉱

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

なんマンガンこう【軟マンガン鉱】

二酸化マンガンを主成分とするマンガンの鉱石。黒色、金属光沢を有する。正方晶系。パイロルース鉱。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軟マンガン鉱
なんまんがんこう
pyrolusite

二酸化マンガンの鉱物の一つ。パイロリュース鉱ともいう。既存のマンガン鉱物の風化などによって二次的に生成されるほか、温泉沈殿物などの特殊な堆積(たいせき)物として、また低温熱水鉱脈鉱床中の初生鉱物としても産し、主として乾電池用の二酸化マンガンの原料として利用される。初生鉱物として産する場合は、錐面(すいめん)をもった正方柱をなす。また、水マンガン鉱の仮晶をなすものもある。土状のものは多く不純物と混在し、結晶度も低い。英名はギリシア語の「火」(パイロ)と「流し去る」(リュース)に由来し、これをガラスなどに少量添加したとき、鉄による青色の着色が除去されることから命名された。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の軟マンガン鉱の言及

【酸化マンガン】より

…多数の変態がある。天然にはパイロルース鉱(軟マンガン鉱)として産する。不定比化合物で酸素が不足しており,沈殿で得たものは水を含む。…

※「軟マンガン鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

軟マンガン鉱の関連キーワード軟マンガン鉱(データノート)過マンガン酸カリウム元素発見史(年表)アフテンスク鉱パイロルース鉱ラムズデル鉱オーロラ鉱エヌスタ鉱マンガン土コロナド鉱バリウムシェーレ万次郎鉱高根鉱満俺条痕

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android