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輪田荘 わたのしょう

百科事典マイペディアの解説

輪田荘【わたのしょう】

摂津国八部(やたべ)郡にあった荘園。兵庫輪田荘とも。兵庫県神戸市兵庫区の和田岬を中心に展開する。1071年の太政官符九条家文書)に正子内親王家領として本免田5町と荘司5人・寄人10人の雑役免とみえる。

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世界大百科事典 第2版の解説

わたのしょう【輪田荘】

摂津国菟原郡(現,神戸市兵庫区和田)の荘園。はじめ後朱雀天皇の五女正子内親王の家領で,延久の荘園整理にさいし本免田5町,荘司5人,寄人10人の臨時雑役が免ぜられた。その後,藤原宗通の所領となり,1105年(長治2)に橘経遠から田畠30町の寄進をうけ,宗通から婿の藤原忠通が建てた最勝金剛院に寄進された。一時平氏に占領されたが,まもなく返付され,九条家に伝領されて応仁の乱後まで存続した。はじめ半不輸であったが,九条兼実はこれを一円不輸の家領として預所に支配させ,光明院,報恩院の仏事用途料100石,銭110貫文を収取して子孫に伝えた。

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