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通信の秘密 つうしんのひみつ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通信の秘密
つうしんのひみつ

信書の秘密よりも広い概念であって,封書の内容のみならず,開封の書状,葉書などの秘密を含み,さらに電信電話の秘密をも包摂する。日本国憲法の「通信の秘密は,これを侵してはならない」 (21条2項後段) とは,(1) 公権力によって封書を開披されたり,通信の内容や通信の存在自体 (通信の日時や当事者など) に関して調査の対象とされず (積極的知得行為の禁止) ,また (2) 知られてしまった通信に関する情報を漏洩されないこと (漏洩行為の禁止) をいう。

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デジタル大辞泉の解説

つうしん‐の‐ひみつ【通信の秘密】

信書・電話・電信などによる通信が当事者以外には知られないこと。日本国憲法は、これを侵してはならないと規定している。信書の秘密

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百科事典マイペディアの解説

通信の秘密【つうしんのひみつ】

私人の手紙・電話など通信の内容,発信受信に関する事項を侵されない自由。日本国憲法第21条はこれを保障し,旧憲法も信書の秘密として保障していた。郵便法公衆電気通信法でもあつく保護している。

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世界大百科事典 第2版の解説

つうしんのひみつ【通信の秘密】

国民の通信に対する公権力の監視,干渉からの自由。古くは,特定人への意思の伝達を媒介する文書を意味する〈信書〉の秘密として主張されたが,今日では,媒介物の種類を問わずに,広く〈通信〉の秘密として理解されている。この自由はプライバシーの保護のために認められたものであるから,保護の対象は,通信の内容だけでなく,通信の日時,発信人や受信人の氏名,住所など,内容を察知させる可能性のある外形的事実にも及ぶ。 この権利は日本国憲法21条2項で保障されているが,もとより内在的制約には服するのであって,例えば犯罪捜査のための郵便物の押収は,憲法35条の令状主義の要件を満たせば可能である(刑事訴訟法99,100条)。

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大辞林 第三版の解説

つうしんのひみつ【通信の秘密】

通信に関して、その当事者以外には秘密であること。憲法は、これを侵してはならないと規定する。信書の秘密。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

通信の秘密
つうしんのひみつ

日本国憲法は、個人の尊厳(13条)を基本原理としつつ、プライバシー、すなわち個人の公開されない私生活に法的な保障を与えているものと解されている(プライバシーの権利)。このプライバシー権の保障にとって、通信の秘密は住居の不可侵とともに重要な意味をもつ。そこで、憲法は「通信の秘密は、これを侵してはならない」と規定する(21条2項後段)。この規定は、信書、電話、電信、会話などあらゆる私人間のコミュニケーションにおけるプライバシーを保護している。したがって、他人の会話を盗み聴きしたり、電話を盗聴器で傍受したり、他人の封書を開いて見るなどの行為は、通信の秘密を侵すものとして禁止される。ところで、通信の秘密の不可侵性が絶対的なものかという点に関して、警察官が犯罪捜査のため盗聴器を使用することが憲法上許されうるかという点につき、捜査目的のため必要な範囲と限度において許されると解した判例がある。さらに1999年(平成11)8月、裁判所の傍受令状があれば、重大犯罪が組織的に実行される場合の犯罪捜査に限り、電話やファクシミリなどの通信を捜査機関が傍受できることを定めたいわゆる通信傍受法が成立した。[名和鐵郎]

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