デジタル大辞泉
「信書」の意味・読み・例文・類語
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しん‐しょ【信書】
〘名〙 特定の
個人の間で意思を通じ合う文書。
郵便物とは限定されない。書状。書簡。
※新聞雑誌‐二三号・明治四年(1871)一二月「
大使へ送る信書は大日本政府信書の印を押して証とす」 〔
旧唐書‐宣宗紀〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
信書
しんしょ
correspondence
特定の人に宛て,通信文を記載した文書。商品の広告のように,不特定多数に対する通信文書は,信書には該当しない。信書に該当するものには,個人宛書状のほか,納品書,受領書,請求書,見積書,願書や申込書に類するもの,報告書の類などがあげられる。信書の送達は国家の独占とされてきたため,私人が信書の送達を営むことは禁じられていたが,2003年4月の日本郵政公社発足に合わせて制定された信書便法により,信書の集配業務が民間に開放された。信書は,内容はもちろん,信書に関する一切の事項について,厳重に秘密が保障されなければならない。これは基本的人権の一つであって,日本国憲法21条にも「通信の秘密は,これを侵してはならない」と規定されている。かつ郵便法においても憲法の精神にのっとり「会社(日本郵便株式会社)の取扱中に係る信書の秘密は,これを侵してはならない」と規定された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「信書」の読み・字形・画数・意味
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