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通過通航権 つうかつうこうけん right of transit passage

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通過通航権
つうかつうこうけん
right of transit passage

国際航行に使用されている海峡が公海域にない場合,その海峡を継続的かつ迅速に通過することを目的とするかぎり,自由に航行および上空飛行ができる権利のこと。軍事行動などに支障を来すことを憂慮した米ソ (当時) の主張により,領海内で認められる規制の厳しい無害通航権との妥協の産物として新たに認められた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

つうか‐つうこうけん〔ツウクワツウカウケン〕【通過通航権】

国際海峡において、すべての船舶と航空機が、通過する目的で航行および上空を飛行する権利。潜水艦の海面下の通航も含む。→無害通航権

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大辞林 第三版の解説

つうかつうこうけん【通過通航権】

国際海峡の継続的かつ迅速な通過を目的として、船舶が自由に航行し(潜水艦は潜航できる)、航空機が上空を飛行できる権利。 → 無害通航権

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

通過通航権
つうかつうこうけん
right of transit passage

すべての艦船および航空機が、国際海峡の航路を、もっぱら継続的かつ迅速に通過するために航行および上空飛行の自由を行使する権利を、通過通航権という。無害通航と通過通航の違いは、領海の無害通航では認められていない潜水艦の潜水航行および航空機の海峡上空の飛行が認められていることである。通過通航と同じ主旨の制度は、群島水域にある国際的な航路の部分を群島航路帯として、その航路帯の通航にも準用されている。[中村 洸]

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世界大百科事典内の通過通航権の言及

【国際海峡】より

…結局,新海洋法条約は,領海12カイリを成立させるため,国際海峡につき,妨げられない通過通航transit passageの権利を認める新制度を導入し,妥協を図った。 国際海峡において,すべての船舶と航空機は,継続的かつ迅速な通過の目的のみのために,航行と上空飛行の自由を行使することができる(通過通航権)。潜水艦は浮上しないまま航行できる。…

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