デジタル大辞泉
「道後山」の意味・読み・例文・類語
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道後山 (どうごやま)
広島県の北東端,庄原市の旧東城町と鳥取県日野郡日南町との境にある山。標高1271m。中国山地には,山頂一帯に〈のろ〉と呼ばれる高原状のゆるやかな平たん面を有する山が多いが,長期間の浸食により形成されたこの平たん面は道後山山頂にことに顕著である。多くは放牧場として利用されているが,夏のキャンプ,冬のスキーに訪れる人が多く,比婆山,帝釈(たいしやく)峡とともに一帯は比婆道後帝釈国定公園に含まれる。山腹には,かつて花コウ岩類の風化土(まさ土)から砂鉄を採掘した鉄穴(かんな)流しの跡が多数残る。
執筆者:藤原 健蔵
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道後山
どうごやま
鳥取県南西端の日南(にちなん)町と広島県北東部の庄原(しょうばら)市との境にある山。標高1271メートル。花崗(かこう)岩からなり、山腹にはたたら砂鉄の採取跡が散見される。地形は中国山地の「のろ」とよばれる高位平坦(へいたん)面が広く発達し、広島県側はとくに広く、和牛の放牧場に利用されている。早春にはワラビ狩りが楽しめる。また田植期に開花のタニウツギや6月に全山を覆うレンゲツツジなどの大群落が美しい。冬はスキー場となり、JR山の家がある。比婆(ひば)道後帝釈(たいしゃく)国定公園に属する。
[岩永 實]
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道後山
どうごやま
広島県庄原市と鳥取県日南町との境にある山。標高 1271m。中国山地の特徴である山頂の平坦面が特によく残されており,山麓は冬はスキー場となる。たたら製鉄を行なっていた跡が多くある。比婆道後帝釈国定公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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