重さ(読み)おもさ

デジタル大辞泉の解説

おも‐さ【重さ】

重いこと。また、その度合い。「重さを量る」
地球上の物体に作用する重力の大きさ。その物体質量重力加速度との積に等しい。地球上の場所により重力加速度の値が異なるので、同一物体の重さも異なる。重量

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大辞林 第三版の解説

おもさ【重さ】

重いこと。また、その程度。おもみ。
〘物〙 物体に働く重力の大きさ。その値は物体の質量と重力加速度の積に等しい。重量。目方。 → 質量
俗に、質量の意で用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

重さ
おもさ

物体に働く重力の大きさ。重ともいう。地上の物体が受ける重力は、地球が物体に及ぼす万有引力と、地球の自転による遠心力の合力であるが、どちらも物体の質量に比例するので、重力も質量に比例する。その証拠に、空気の抵抗をなくして完全に重力だけで落下させた場合、すべての物体はまったく同じ速さで落ちていく。一定の場所であまり高くない所から落とす場合の運動は、一定の加速度=9.8m/s2 重力加速度という)をもつので、運動の法則により、質量mキログラムの物体にはmニュートンの重力が作用していることになる。それで、質量を測るには、重さを測って標準物体と比べることが多い。質量は慣性の大きさを表す量であるから、質量の大きい物体は持ち上げたときに重く感じるだけでなく、たとえば摩擦のない滑らかな水平面上で水平に動かしたり止めたりするときにも手ごたえが大きく、鈍重という意味の「重さ」を感じる。月の表面などへもっていけば、下向きの重力はずっと小さくなるが、水平方向の手ごたえはまったく同じである。そういう意味で、質量mは物体に固有な量で、どこへもっていっても同じであるが、重さmはそれほど普遍的ではない。重さを言い表すとき、mニュートンのことをmキログラム重とかm重量キログラムということが多い。なお、物体を流体中に入れると浮力が働くので、真の重さから浮力を引いた残りを見かけの重さとして感じる。[小出昭一郎]

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精選版 日本国語大辞典の解説

おも‐さ【重さ】

〘名〙 (形容詞「おもい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)
① 重いこと。また、その度合。おもみ。
※観智院本三宝絵(984)上「鷹のいはく鳩の重さと等しくして得むと」
※源氏(1001‐14頃)浮舟「対(たい)の御方の御ことを、いみじく思ひつつ年ごろすぐすは、わが心のをもさこよなかりけり」
② 物理学で、質量と区別し、物体にはたらく重力の大きさをいう。重量。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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世界大百科事典内の重さの言及

【重量】より

…物体に作用する重力の大きさ。重さともいう。てんびんとかばねばかりで標準物体の重さと比較して求める。…

※「重さ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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