百科事典マイペディア 「金田城」の意味・わかりやすい解説
金田城【かなだじょう】
→関連項目高安城
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長崎県対馬,対馬市の旧美津島町黒瀬の城山に築かれた古代の朝鮮式山城。白村江敗戦後の防衛態勢整備の一環として,667年(天智6)に倭(やまと)国の高安城,讃吉(さぬき)国の屋島城とともに築かれた。浅茅(あそう)湾の南岸にあって湾内に突き出た半島の先端部に位置し,湾口の大口瀬戸方面を一望できる。建物跡などは未確認であるが,275mの山頂から尾根伝いに築かれた石塁が東側の緩斜面を取り込み,その総延長は約3kmにも及ぶ。崩壊の著しい所も少なくないが,山頂部や東側山腹部の石塁はよく遺存している。東側斜面にある3本の谷にはそれぞれに比較的小さな水門があるが,これは城内に入るための通路でもあり,門柱の礎石なども遺存し,古くより北側から一の木戸,二の木戸,三の木戸と呼び伝えている。半島の東北突端には式内社の大吉戸神社が鎮座する。かつては城跡を対馬市の旧厳原(いづはら)町佐須金田に比定する見解もあったが,現在ではほぼ否定されている。
→山城(さんじょう)
執筆者:倉住 靖彦
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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