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金融制度調査会 きんゆうせいどちょうさかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金融制度調査会
きんゆうせいどちょうさかい

日本の金融制度の改善に関する重要事項を調査,審議するため,1956年6月に金融制度調査会設置法に基づき新設された大蔵省の付属機関。第1次世界大戦後にも同名の調査会が設置されたり (「銀行法」を制定) ,また第2次世界大戦直後にも何度か同名の調査会が設けられたことがあるが,55年以降日本の金融正常化が各界から急務として指摘されるようになり,日本の金融制度の根本的諸問題を検討する必要から設立された。準備預金制度中央銀行制度,中小企業金融制度,預金保険制度,銀行制度に関する答申をはじめとして,数多くの調査事項を審議し答申を行い,そのいくつかは法律として公布された。日本版ビッグバン (金融制度改革) に伴い,新たな制度への対応のため 98年6月同調査会のほか証券取引審議会保険審議会が廃止,再編され,金融審議会として発足した。さらに,2001年1月の中央省庁改編に伴い,金融庁の付属機関となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんゆうせいどちょうさかい【金融制度調査会】

金融制度の改革を事前に十分検討するため,政府は1926年以来4回にわたって金融制度調査会を設置してきた。現在の金融制度調査会は,56年6月7日に金融制度調査会設置法により設置され,大蔵省の付属機関として大蔵大臣の諮問に応じ,金融制度の改善に関する重要事項を審議し,これに関し必要と認める事項を大蔵大臣に建議することを任務としている。委員は定員が20人以内で,金融または産業に関して深い知識と経験を有する者その他学識経験者から大蔵大臣が任命するほか,特別の事項を調査審議する場合には臨時委員を任命することができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金融制度調査会
きんゆうせいどちょうさかい

1956年(昭和31)施行の金融制度調査会設置法に基づいて、金融制度の改善に関する重要事項を調査審議するために大蔵省に付属する機関として設置された調査会。1998年(平成10)金融再生委員会を経て、2001年省庁再編に伴い、金融審議会に引き継がれた。大蔵省所管当時は、大蔵大臣の諮問に応じて、金融制度の改善に関する重要事項を調査審議し、これに関し必要と認められる事項について大蔵大臣に答申を提出することによって建議されていた。調査会は、委員20名以内で構成され、その互選によって会長が決められた。委員は、金融または産業に関して深い知識と経験を有する者および学識経験のある者のなかから大蔵大臣が任命した。また、当該特別事項に関して深い知識と経験を有する臨時委員をそのつど大蔵大臣が任命した。なお、この制度以前にも、1926年(大正15)以降、金融制度に関する調査会がたびたびつくられ、金融制度の改善に重要な役割を果たしてきた。[原 司郎]

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