コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

針ニッケル鉱 しんニッケルこうmillerite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

針ニッケル鉱
しんニッケルこう
millerite

NiS 。六方晶系,真鍮色の針状結晶鉱物放射状に集って産することがある。硬度3~3.5で軟らかく,比重 5.5。金属光沢をもち,条痕は緑黒色。熱水鉱床塩基性深成岩鉱脈として産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

針ニッケル鉱
しんにっけるこう
millerite

ニッケルの鉱石鉱物の一つ。中~低温熱水鉱床、ある種の正マグマ性鉱床、石灰岩の団塊中、超塩基性岩・塩基性岩中の脈のほか、黒鉱鉱床中からも少量発見された。自形は六角針状で放射状集合をなすこともある。針状を呈さない場合は、劈開(へきかい)の明らかな板状集合体をなす。共存鉱物として、ビオラル鉱、ポリディム鉱などがある。日本では兵庫県大屋町(現、養父(やぶ)市大屋町)大屋鉱山(閉山)、大分県三重町(現、豊後大野(ぶんごおおの)市三重町)若山鉱山(閉山)などが有名。英名は最初にこれを研究したイギリスの鉱物学者ミラーにちなむ。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

針ニッケル鉱の関連キーワード針ニッケル鉱(データノート)ポリディム鉱カーロール鉱ビオラル鉱アワルア鉱リンネ鉱