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鉄マンガン重石 てつマンガンじゅうせき wolframite

翻訳|wolframite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉄マンガン重石
てつマンガンじゅうせき
wolframite

タングステンの最も重要な鉱石鉱物。鉄重石 FeWO4 とマンガン重石 MnWO4固溶体で鉄重石 20~80%のもの。単斜晶系。黒色で板状,柱状結晶。硬度5~5.5,比重7~7.5。条痕は黒色。

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デジタル大辞泉の解説

てつマンガン‐じゅうせき〔‐ヂユウセキ〕【鉄マンガン重石】

鉄とマンガンとのタングステン酸塩鉱物。黒色で亜金属光沢があり、もろい。結晶は板状・柱状。単斜晶系。タングステンの重要な鉱石。鉄満重石。

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百科事典マイペディアの解説

鉄マンガン重石【てつマンガンじゅうせき】

黄褐色,褐色,黒色の亜金属光沢をもつ鉱物。(Fe,Mn)WO4。単斜晶系,柱状結晶。比重7.1〜7.6,硬度4〜4.5,へき開は完全。Fe,Mn両成分間に完全固溶体を作る。

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世界大百科事典 第2版の解説

てつマンガンじゅうせき【鉄マンガン重石 wolframite】

タングステンの重要な鉱石鉱物。化学成分は(Fe,Mn)WO4と表されるが,鉄重石FeWO4とマンガン重石MnWO4の間の連続固溶体のなかで,鉄重石分子20~80%のものをさす。単斜晶系に属する黒色板状または柱状結晶で{010}にへき開がある。半透明~不透明で亜金属光沢を呈する。条痕はほとんど黒色。モース硬度5~5.5,比重7~7.5。花コウ岩に関係して生成したペグマタイトや石英脈中に産し,これらが風化分解して砂鉱になることもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉄マンガン重石
てつまんがんじゅうせき
wolframite

タングステンの鉱石鉱物の一つ。主として気成ないし高温熱水鉱脈鉱床中に産し、石英を脈石鉱物とする。鉄重石およびマンガン重石化学組成上連続する。鉄とマンガンの比が4対1から1対4のものをさす。一時は正タングステン酸第一鉄マンガン塩のように考えられていたが、その原子配列はタングステン酸基としての条件を満たしていない。すなわち六価のタングステンイオンの周囲の酸素の配位数が6で、WO4というタングステン酸に相当する原子団をつくっていないため、現在は複酸化物とみなされている。自形は斜方板状、錐(すい)面が発達する。茨城県西茨城郡七会(ななかい)村(現、東茨城郡城里(しろさと)町)の高取鉱山、岐阜県中津川(なかつがわ)市蛭川(ひるかわ)の恵比寿(えびす)鉱山などの産出例が知られる。[加藤 昭]

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