日本歴史地名大系 「錦小路通」の解説
錦小路通
にしきこうじどおり
- 京都市:中京区
- 錦小路通
平安京開設時に開かれた東西の小路である錦小路にほぼ該当し、
名の由来は、「宇治拾遺物語」に次のような説話がある。一〇世紀半ば頃、清徳聖という人があり、右大臣藤原師輔が米一〇石を施行したところ、清徳の尻には師輔以外の他人には見えない餓鬼・畜生・虎・狼・犬・馬・鳥獣など数万が付いており、これをすべて食べてしまった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報