鎌原村(読み)かんばらむら

百科事典マイペディアの解説

鎌原村【かんばらむら】

浅間山北麓に位置した近世の村。上野(こうずけ)国吾妻(あがつま)郡に所属する広大な村で,現在の群馬県嬬恋(つまごい)村鎌原にあたる。1783年(天明3年)の浅間山噴火は〈天明の浅間焼け〉と呼ばれ,その火砕流(鎌原火砕流)の直撃を受けてほぼ全村が埋没。死者は470人前後,生存者は約90人といわれる。1979年からの埋没村落の総合調査の際,埋没家屋のほか観音堂下の埋没した石段から女性の遺体が発見されるなど,〈日本のポンペイ〉と称された。なお鎌原火砕流は熱泥流というより,乾燥粉体流と呼ぶべきものであった。→天明の飢饉

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