関寺(読み)せきでら

精選版 日本国語大辞典「関寺」の解説

せき‐でら【関寺】

[一] 滋賀県大津市逢坂にあった天台寺門宗の寺。万寿二年(一〇二五)創建。園城寺五別所の一つ、近松寺(ごんしょうじ)に属した。門前に牛塔(うしのとう)があり、小野小町が晩年庵(いおり)を結んだ所と伝えられる。慶長年間(一五九六‐一六一五)兵火で焼失後、長安寺(時宗)となる。世喜寺。
※後撰(951‐953頃)雑二・一一二六・詞書「あふみの関寺にこもりて侍りけるに」
※随筆・戴恩記(1644頃)上「関寺・道成寺・猩々(しゃうじゃう)の乱等は、いふに及(およば)ず」

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動植物名よみかた辞典 普及版「関寺」の解説

関寺 (セキデラ)

学名:Rhododendron hortense
植物。ツツジ科のツツジの園芸品種,常緑低木

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世界大百科事典 第2版「関寺」の解説

せきでら【関寺】

世喜寺とも書く。逢坂関(おうさかのせき)の東の街道ぞいにあった古寺。創建年次は不詳。古くより有名であったが,976年(貞元1)大地震で倒壊。のち恵心僧都源信が弟子延鏡に命じて再興させた。このとき,役牛のなかに迦葉(かしよう)仏の化現との夢告のあった霊牛があり,そのうわさが広まって,藤原道長をはじめ多くの善男善女が参詣して霊牛に結縁(けちえん)した。霊牛は夢告のあった日時に入滅するが,源経頼もそれに立ち会い,その直後に菅原師長が《関寺縁起》を書いた。

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