隠伏(読み)インプク

デジタル大辞泉 「隠伏」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぷく【隠伏】

[名](スル)人目を避けて隠れていること。また、人目につかぬように隠しておくこと。
「唯怨望の―の一事に至ては必ず我国と趣を異にする所ある可し」〈福沢学問のすゝめ
[類語]隠れるひそしのもぐまぎれる紛れ込む逃げ込む潜伏せんぷく韜晦とうかい身を隠す・身をひそめる・人目を盗む人目を忍ぶ人目を憚る人目を避ける逃げ隠れ鳴りを潜める雲隠れ

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精選版 日本国語大辞典 「隠伏」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぷく【隠伏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他に知られないように隠れひそむこと。事物が表に現われないで隠されていること。
    1. [初出の実例]「世界の民が難がまだ小にして難は大には作らねども、また隠伏してあるぞ」(出典:土井本周易抄(1477)六)
    2. 「礦金礦石煤炭の類必ず其間に隠伏(インフク)する」(出典新聞雑誌‐一〇号附録・明治四年(1871)八月)
    3. [その他の文献]〔管子‐立政九敗解〕
  3. 見えないように隠すこと。
    1. [初出の実例]「衆星并月輪日光を受け以て明也と云へども、日輪光耀を以て諸星の光を隠伏する也」(出典:乾坤弁説(1656)貞)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐馬援伝〕

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普及版 字通 「隠伏」の読み・字形・画数・意味

【隠伏】いんふく

かくれる。

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