難・悪(読み)にくい

精選版 日本国語大辞典 「難・悪」の意味・読み・例文・類語

にく・い【難・悪】

〘接尾〙 にく・し
(形容詞ク活用型) 形容詞「にくい」から生じた用法で、動詞の連用形に付き、その動作抵抗を感じるさまを表わす。たやすくない。…しづらい。…がたい。「しにくい」「できにくい」「読みにくい」など。
※竹取(9C末‐10C初)「かぐや姫据ゑんには、例様には見にくし、との給ひて、うるはしき屋を作り給て」
徒然草(1331頃)一八八「十まで成りぬれば、惜しく覚えて、多くまさらぬ石にはかへにくし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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