百科事典マイペディア 「雨月物語(文学)」の意味・わかりやすい解説 雨月物語(文学)【うげつものがたり】 江戸中期の読本(よみほん)。5巻9話。剪枝畸人(上田秋成)作。1768年成立,1776年刊。出典を和漢の史伝,説話にとった怪異物語で,独自の幻想的世界を描く。単に怪異の描写のみでなく,純粋な人間像の追求を底流とする。《春雨物語》とともに前期読本の代表作。→関連項目牡丹灯記 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報