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電気伝導度異常 でんきでんどうどいじょうconductivity anomaly

世界大百科事典 第2版の解説

でんきでんどうどいじょう【電気伝導度異常 conductivity anomaly】

地磁気はつねに変化しており,精密な測定をすることにより,時々刻々の微小な変化を見ることができる。特に磁気あらしのときなどには,数分~数時間の周期を持つ変化が顕著に見られるが,このような変化を地磁気短周期変化あるいは地磁気短周期じょう乱と呼ぶ。地磁気短周期変化の様相が,あまり離れていない2観測点の間で著しく異なることがある。極域など高緯度地方は別として,日本など中・低緯度では,磁気あらしは非常に広い空間にわたってほとんど一様に近いとみなせる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気伝導度異常
でんきでんどうどいじょう
conductivity anomaly

地球内部の電気伝導度が深さだけでは決まらず、場所によって異なることをいう。地球内部は大まかには球対称の構造をしているが、地殻内部は横方向への一様性が悪く、同じ深さでも性質が著しく異なることがしばしばある。地球内部の電気伝導度は直接には測定できないので、地磁気の変化や地電流などを用いて間接的に推定する。地下深部で電気伝導度が異常に高い場合には、火山の下のマグマや地下水、さらに高温のための部分溶融層の存在など、液体成分の存在が関与していることが多い。[河野 長]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の電気伝導度異常の言及

【地球電磁気学】より

…短周期の地磁気変化に対する地球の電磁誘導を調べる分野は,地球内部の電気伝導度のようすを解明し,地球内部の物質の状態について,地震学など他の地球科学によるものとは別の情報を与える。地球表面近くで局地的に電気伝導度の高い場所を電気伝導度異常というが,これは火山活動やプレートの沈み込みなどと関係する。また,地殻にたまった応力は地震の原因となるが,応力が土地の帯磁を変化させるので,それを観測することによる地震予知が試みられており,これをテクトノマグネティズムという。…

※「電気伝導度異常」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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