青天井(読み)アオテンジョウ

デジタル大辞泉 「青天井」の意味・読み・例文・類語

あお‐てんじょう〔あをテンジヤウ〕【青天井】

青い空を天井に見立てた語。
取引で、相場上限のないこと。
[類語]青空蒼穹天空天穹てんきゅう穹窿きゅうりゅう太虚たいきょ上天天球ちゅうくう空中虚空こくう中空ちゅうくう中天上空大空低空高空

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精選版 日本国語大辞典 「青天井」の意味・読み・例文・類語

あお‐てんじょうあをテンジャウ【青天井】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 青空を、天井に見立てていうことば。青空。また、屋外野天。露天。
    1. [初出の実例]「舞台の上と桟敷の上ばかり、杉皮にて屋根を葺(ふき)、落間の上は青天井(アホテンゼウ)」(出典洒落本田舎芝居(1787)三立)
  3. 転じて、天上界天道様などを寓していう。
    1. [初出の実例]「拾れぬは金銀とかく青天井(アヲテンジャウ)から指図次第がよさそふなり」(出典:談義本・銭湯新話(1754)五)
  4. 相場が果てしなく上がる状態や、金額などに上限のないこと。

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