日本歴史地名大系 「青崩峠」の解説
青崩峠
あおくずれとうげ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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静岡県浜松市天竜区水窪町(みさくぼちょう)と長野県飯田市(いいだし)南信濃(しなの)地区との間の峠。標高1082メートル。地質構造上有名な中央構造線がこの峠を通り、南北に走るので、地形的には通谷となっている。遠州(静岡県)と信州(長野県)とを結ぶ交通路や、秋葉(あきば)神社への参詣(さんけい)道が峠を越え、信州街道、秋葉街道、塩の道などとよばれた。1996年(平成8)静岡県の史跡、1999年には南信濃村(現、飯田市)の史跡に指定されている。破砕帯が通過するために山地の崩壊が激しく、国道152号も峠の区間は未開通で、国道474号(三遠南信道)と兵越峠(ひょうごしとうげ)を越える林道がその迂回(うかい)路となっている。
[北川光雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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