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青年心理学 せいねんしんりがく psychology of adolescence

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青年心理学
せいねんしんりがく
psychology of adolescence

青年を対象とした心理学の一分野。人間の精神機能の個体発生的な発達を研究する。すなわち,青年期の心理的特徴,および青年期における精神発達の経過の解明を目的とする。その方法は,日記,手紙などによる内省報告の収集,質問紙法,面接法などによる調査,行動観察,実験,テストなどである。

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デジタル大辞泉の解説

せいねん‐しんりがく【青年心理学】

青年期の心理と行動を研究する発達心理学の一領域。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青年心理学
せいねんしんりがく

青年期の心理や行動を研究対象とする発達心理学の一部門。ただし、ここでいう青年期は常識的なそれよりは若く、ほぼ12歳から22歳、中学生から大学生くらいまでをさす。この時期は「第二の誕生」期と称せられるように、人格形成のための重大な発達的変化のおこる年代であり、青年心理学児童心理学と並んで発達心理学の中心領域をなしてきた。その起源は、アメリカの心理学者ホールが1904年に著した『青年期』Adolescenceとされているが、第一次世界大戦後のドイツ、オーストリアでもシャルロッテ・ビューラー、シュプランガーなどの青年期についての優れた心理学書が数多く出版され、青年心理学の波と称された。20世紀初頭のアメリカでは目覚ましい経済発展の引き起こす変化が、また、第一次世界大戦後のドイツ、オーストリアでは、敗戦のもたらす混乱がともに多くの青年問題を引き起こし、その解決が青年心理学に求められたという事情が推察されよう。また普遍的な事情として、いわゆる先進国では、経済発展とともに一人前の成人として活躍できるための技能が複雑化し、その習得に時間を要するために学生生活が延長され、大人とも子供ともつかない境界領域に、大量の学生という名の新しい年齢階層が生み出されたことを指摘しなければならない。今日もなお、青年期は価値革新のもっとも有力な担い手であるが、他方また、とくに日本では、学齢期の延長など青年期を支える社会環境に大きな変化がおこり、これに伴って青年期そのものが著しく不安定な曖昧(あいまい)なものになってきている。その研究は、伝統的問題と新しい問題との二重解決を求められている点で、さらに重要なものとなろう。[藤永 保]
『久世敏雄編『青年期の社会的態度』『青年の心理を探る』(以上1989・福村書店) ▽氏原寛他編『現代青年心理学――男の立場と女の状況』(1990・培風館) ▽長尾博著『ケース青年心理学』(1991・有斐閣) ▽詫摩武俊著『青年の心理』(1993・培風館) ▽教師養成研究会青年心理学部会編『最新青年心理学』(1994・学芸図書) ▽東京都私立短期大学協会編『青年心理学』新版(1995・育英堂) ▽村瀬孝雄著『自己の臨床心理学 アイデンティティ論考――青年期における自己確立を中心に』(1995・誠信書房) ▽加藤隆勝・高木秀明編『青年心理学概論』(1997・誠信書房) ▽今川民雄編著、遠藤純代他著『「わたし」をみる・「わたし」をつくる――自己理解の心理学』(1997・川島書店) ▽古屋健治他編著『青年期カウンセリング入門――青年の危機と発達課題』(1998・川島書店) ▽白佐俊憲・工藤いずみ著『発達心理学基礎テキスト――乳児期から青年期まで』(1999・山藤印刷出版部、川島書店発売) ▽心理科学研究会編『新 かたりあう青年心理学』(1999・青木書店) ▽岡村一成・浮谷秀一編著『青年心理学トゥデイ』(2000・福村出版) ▽西平直喜・吉川成司編著『自分さがしの青年心理学』(2000・北大路書房) ▽梅本堯夫・大山正監修、遠藤由美著『青年の心理――ゆれ動く時代を生きる』(2000・サイエンス社) ▽久世敏雄・斎藤耕二監修、福富護他編『青年心理学事典』(2000・福村出版) ▽和田実・諸井克英著『青年心理学への誘い――漂流する若者たち』(2002・ナカニシヤ出版) ▽白井利明他著『やさしい青年心理学』(2002・有斐閣) ▽落合良行他著『青年の心理学』(2002・有斐閣) ▽白井利明著『大人へのなりかた――青年心理学の視点から』(2003・新日本出版社)』

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世界大百科事典内の青年心理学の言及

【青年期】より

…今日のように青年期が長くなると,一般的にいってアイデンティティの獲得にいささか難渋する青年が多くなるといわれている。以上のように青年期の心理にとくに焦点を合わせる心理学を青年心理学adolescent psychologyとよぶ。青年心理学のはじまりは20世紀初頭であるといわれている。…

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