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鞭虫 べんちゅうTrichuris trichiura

5件 の用語解説(鞭虫の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鞭虫
べんちゅう
Trichuris trichiura

線形動物,毛頭虫類。世界に広く分布する寄生虫で,熱帯,亜熱帯の多雨地帯で感染率が特に高い。日本では日本海側に多く,地域によっては 40~50%の寄生率がみられる。形はむち状で体の前5分の3に相当する部分がきわめて細長く,成虫は雄で3~4.5cm,雌で 3.5~5cmにも達する。

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デジタル大辞泉の解説

べん‐ちゅう【×鞭虫】

線虫綱鞭虫科に分類される袋形動物の総称。体は鞭(むち)状で、体長3~5センチ。人間のほか犬・羊などの盲腸に寄生する。

出典|小学館
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栄養・生化学辞典の解説

鞭虫

 ヒトに寄生する寄生虫の一種.寄生しても通常無症状であるが,ときに下痢,嘔吐などを起こす.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

べんちゅう【鞭虫】

線虫綱の袋形動物。体は鞭むち状で長さ約4センチメートル。ヒトの盲腸に寄生し、体の前半の糸状部分を腸壁の粘膜に差し込んで生活する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鞭虫
べんちゅう
whipworm
[学]Trichuris trichiura

線形動物門双器綱鞭虫科に属する寄生虫。世界的に分布し、日本にもみられる。ヒトの盲腸に寄生し、体はその名のとおり鞭(むち)状で、細長い糸状の体前部を宿主の腸粘膜内へ挿入している。雄の体長3~4.5センチメートル、雌3.5~5センチメートル。卵は褐色で両端に栓があり、糞便(ふんべん)とともに排出される。外界で卵殻内の卵細胞が分裂して幼虫に発育するが孵化(ふか)しない。ヒトがこのような含幼虫卵を経口的に摂取すれば、消化管内で幼虫が孵化し発育したのち、盲腸で成虫となる。少数寄生ではほとんど無症状であるが、多数寄生すれば下痢、腹痛などをおこす。なお、ヒトの鞭虫のほかに、イヌに寄生するイヌ鞭虫T. vulpis、反芻(はんすう)動物に寄生するヒツジ鞭虫T. ovisなどが知られている。[町田昌昭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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