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預定 よてい

百科事典マイペディアの解説

預定【よてい】

英語predestinationなどの訳で,〈予定〉とも書く。人間の救済は神によってあらかじめ定められているとするキリスト教の思想。恩寵自由意志という対立図式とからめて,パウロ,アウグスティヌス以来の長い議論があるが,主流は神の主権の絶対性をその預定に付与する立場。
→関連項目アルミニウスカルビニズム決定論

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世界大百科事典 第2版の解説

よてい【預定 predestination】

救いは神があらかじめ定めた恩恵(恩寵)の選びによるというキリスト教の教え。〈予定〉とも書く。この語はパウロの《ローマ人への手紙》8章29節〈神はあらかじめ知っている者たちを,さらに御子のかたちに似たものにしようとしてあらかじめ定めた〉に由来する。のちの教会では予知と預定を若干区別して,予知providenceを一般に〈摂理〉と訳すのであるが,ヘブライ語には古くはこの区別はなく,パウロの文章もその伝統に従って概念上の区別を立てていないとみられる。

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