飛騨工・飛騨匠(読み)ひだたくみ

精選版 日本国語大辞典 「飛騨工・飛騨匠」の意味・読み・例文・類語

ひだ‐たくみ【飛騨工・飛騨匠】

〘名〙 令制で、飛騨国(岐阜県北部)から毎年交代で都に上って公役についた技術者。転じて、大工工匠。→ひだのたくみ
三代実録‐元慶元年(877)四月九日「饗行事大夫已下飛騨工已上、木工助以下及大少工
※俳諧・大坂独吟集(1675)下「父のあとしきかねへらばへれ 飛騨たくみ細工道具を又もせん〈重安〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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