デジタル大辞泉
「食邑」の意味・読み・例文・類語
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しょく‐ゆう‥イフ【食邑】
- 〘 名詞 〙 諸侯や家臣などに賜った土地。領地。
- [初出の実例]「又氷所西隣之村、曰二日置一、東隣之村、曰二馬路一。就レ中日置、予先祖食邑也」(出典:臥雲日件録‐康正二年(1456)三月一六日)
- 「いづれも同じ美濃の国内に居所を置き、食邑を頒ち与へられてゐる」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
- [その他の文献]〔史記‐樊噲伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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食邑[朝鮮]
しょくゆう[ちょうせん]
朝鮮で功のあった臣下に与えられた領地。新羅では,たとえば法興王 19 (532) 年に金官国の首長金仇亥に金官国を部に格下げしただけで,そのまま食邑として与えたように,来降者や戦功のあった者に対して土地や人間を与えた。貴族の経済的基盤は旧支配地を食邑としてもつことで,この経済力を背景にして慶州貴族は統一戦争にのぞみ,また地方の直轄行政も行なった。高麗の崔氏は官軍にまさるほどの強大な家兵集団をもっていたが,その権力の基盤は膨大な食邑と農荘を手に入れていたからである。
食邑[中国]
しょくゆう[ちゅうごく]
shi-yi; shih-i
中国で功のあった臣下に与えられた領地。秦・漢時代から封爵に伴って采邑 (さいゆう。領地) が与えられる場合があり,采邑内の租税を徴収することができた。しかし前2世紀以後,采邑に対する支配権はほとんど奪われ,封爵も合せて名義的に栄誉として与えられることが多く,唐代まで続いた。宋に入って要職を占める官吏に実封が与えられるようになり,元では大食邑を領する王侯も現れたが,行政的支配権は認められなかった。明・清では封禄制度に代った。食邑は爵封と同様,相続ができた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「食邑」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の食邑の言及
【食封】より
…食実封の略称。中国において王公に封ぜられた者が領内の封戸から収取する所得をいい,周・漢の食邑(しよくゆう)に当たる。六朝以降一般に封邑が名目的となり虚封が大半を占めるに至り,それと区別するため収入を伴う場合とくに〈食実封○○戸〉と称し,皇族や功臣の優遇に用いられた。…
※「食邑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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