デジタル大辞泉 「香ばしい」の意味・読み・例文・類語 こうばし・い〔かうばしい〕【香ばしい/▽芳ばしい】 [形][文]かうば・し[シク]《「かぐわしい」の音変化》1 よい香りがする。多く、食物を煎いったり焼いたりしたときの、好ましい香りにいう。「―・いほうじ茶の香り」2 見た目や印象などがすばらしい。りっぱである。「薄色の衣のいみじう―・しきをとらせたりければ」〈宇治拾遺・一二〉3 望ましく思う。心が引かれる。「姿、みめありさま、―・しくなつかしきこと限りなし」〈宇治拾遺・六〉[派生]こうばしさ[名][類語]芳しい・かぐわしい・匂う・薫る・薫くんずる・匂わす・鼻につく・馥郁ふくいく・芬芬ふんぷん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例