( 1 )中古から用例が認められ、「かぐはし」の音が変化した形として、嗅覚的な美を表わす。
( 2 )中世から近世にかけては、嗅覚的な美のみならず、対象そのものから発せられる全体的な印象や感じが好ましくて、心がひかれるという「かぐはし」にもある意味や、一歩進んで、客観的にすばらしいといえる状態を表わす用例も見える。
( 3 )近代に入ると、派生的な美の意識よりも、嗅覚的な美を表わす原義での用法が主流となり、挙例の「多情多恨」のような用法は「かんばしくない」の形で残される。
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...