高野口(読み)コウヤグチ

デジタル大辞泉 「高野口」の意味・読み・例文・類語

こうやぐち〔カウヤぐち〕【高野口】

和歌山県橋本市地名。旧町名。紀ノ川に臨み、高野山参詣の登山口として栄えた。平成18年(2006)3月橋本市と合併

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精選版 日本国語大辞典 「高野口」の意味・読み・例文・類語

こうやぐちカウヤぐち【高野口】

  1. 和歌山県北部の地名。紀ノ川に沿い、高野山登山口の宿場町として発展

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「高野口」の意味・わかりやすい解説

高野口
こうやぐち

和歌山県北東部、伊都郡(いとぐん)にあった旧町名(高野口町(ちょう))。現在は橋本市の西部を占める地域。旧高野口町は、1910年(明治43)名倉村が町制施行して成立。1955年(昭和30)応其(おうご)、信太(しのだ)の2村を合併。2006年(平成18)橋本市に合併。高野山参詣(さんけい)の登山口にあたり、旧町名の由来となる。紀ノ川の北岸、和泉(いずみ)山脈南麓(なんろく)にある。JR和歌山線、国道24号が通じる。大和(やまと)街道(国道24号)と高野街道が交差し、高野街道が対岸九度山(くどやま)町慈尊院(じそんいん)に至る渡津宿場であった。カキなどの果樹栽培を中心とした農林業が主で、川上木綿の伝統を継ぐ特殊織物(モケットベロアなど)を特産する。江戸時代中期につくられた小田井堰(せき)がある。

[小池洋一]

『『高野口町誌』2冊(1968・高野口町)』

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百科事典マイペディア 「高野口」の意味・わかりやすい解説

高野口[町]【こうやぐち】

和歌山県北東部,伊都(いと)郡の旧町。主集落は紀ノ川右岸にあり高野山登山口集落として繁栄,南海電鉄高野線からはずれ一時衰微したが,高野竜神スカイライン開通により再び発展。和歌山線が通じる。紡績業が盛んで,シール織物,パイル織物メリヤスなどを産する。2006年3月橋本市へ編入。20.06km2。1万5418人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高野口」の意味・わかりやすい解説

高野口
こうやぐち

和歌山県北東部,橋本市西部の旧町域。和泉山脈南斜面から紀ノ川中流北岸に位置する。1910年町制施行。1955年信太村,応其村,2006年橋本市とそれぞれ合体。中心集落の名倉は高野山参詣路に位置し,古くから紀ノ川対岸の慈尊院(→女人高野)と相対する渡津宿場町として,南海電気鉄道高野線の開通まで繁栄した。農林業のほか,パイル,シールなどの織物工業が発達し,なかでもシールメリヤスは特産品。

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改訂新版 世界大百科事典 「高野口」の意味・わかりやすい解説

高野口 (こうやぐち)

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