魚眼レンズ(読み)ぎょがんレンズ(英語表記)fisheye lens

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

特殊レンズ一種。標準レンズの画角が 40~60°なのに対し,180°の画角をもつ。普通のレンズと異なり,対象が大きく歪曲して見える。「魚眼」の名は,魚の眼が広い角度内の物体を見ることが可能なことに由来。全天撮影や雲量を測定したり,迫力のある画面をつくるための撮影などに使用される。

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百科事典マイペディアの解説

180°またはそれ以上の視野をもつ特殊な広角レンズ。半球の視野が平面上に写るので,像はレンズ面の反射像のようにゆがむ。全天の雲量や方位角の測定など特殊撮影に,また特別な効果をねらった一般撮影にも利用される。
→関連項目全天カメラ

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (レンズはlens) 写真レンズの一種。一八〇度の広がりをもつ半球全体の被写体を、一つの円形内に写せるように設計されたレンズ。魚が空気と水との屈折率の違いから、広い空間を見ることができるのと同じ原理によるところからこう呼ばれる。
※自然の子供(1968)〈金井美恵子〉八「風景は魚眼レンズで見たように奇妙な形に拡がって」

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世界大百科事典内の魚眼レンズの言及

【カメラ】より

…光路は三重に折りたたまれることになり,本来の焦点距離に比べるとレンズの全長を非常に短くできる。(7)魚眼レンズfisheye lens 画角180度,あるいはそれ以上の被写体の広がりを,フィルムの画面サイズ内に写し込むため,意図的に大きな樽型の歪曲収差をもたせてある。通常,フィルム上一定の半径の円内を画面にとるものが一般であるが,普通レンズと同じように,矩形のフィルムサイズいっぱいに写し込むものもあり,これは対角線魚眼レンズと呼ばれる。…

※「魚眼レンズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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