コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

魚道 ぎょどう fish way

6件 の用語解説(魚道の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

魚道
ぎょどう
fish way

(1) 回遊する魚の道筋のこと。魚種によりほぼ一定している。 (2) 河川の途中の滝やダムのように魚の遡上が困難な場所に,魚が登りやすいように人工的に設けられた副水路のこと。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ぎょ‐どう〔‐ダウ〕【魚道】

魚の群れが通る道筋。潮流・水深や魚の種類などにより、ほぼ一定している。
魚梯(ぎょてい)」に同じ。
凝当(ぎょうどう)」に同じ。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

魚道【ぎょどう】

河川にダムを建設する場合,魚が上流へ通過できるように設けた設備。1/8〜1/20程度の勾配(こうばい)で多数の階段をつなげた階段式,間仕切壁を多数設け,ゆるい勾配の通路を長くつけた勾配式,集まった魚をエレベーターで引き上げる高堰堤(えんてい)用のエレベーター式などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ぎょどう【魚道 fish way】

サケ・マス類,アユ,ウナギなど河川を上り下りする習性をもつ魚の通行が,ダムなどの障害物によって妨げられる場合に,これらの魚が往来できるように設けられる通路。 魚道は魚の種類や地形に応じて,いろいろの構造のものが造られている。(1)水路式 傾斜の緩い水路を付設するもので,水路の所々を広げてプールを造ったり,途中に柱を立てて流れをさらに緩やかにする工夫のされたものもある。(2)導壁式 水路の片側あるいは両側から導壁を張り出して流れを緩やかにするもので,導壁の形,間隔,突出角度などによってさらにいろいろの形式に分けられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぎょどう【魚道】

魚群が通る道筋。魚の種類・水深・潮流などでほぼ一定している。
魚梯ぎよてい 」に同じ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

魚道
ぎょどう

河川の中途にダムをつくるとき、ダムの一端に主として魚類が遡上(そじょう)したり降下できるように設けた水路。魚道の形式は水路式が一般的で、これには導壁のある階段式と斜面式とがあり、両方とも梯子(はしご)のようにみえるので魚梯(ぎょてい)ともいう。導壁のない水路式もあり、これは舟や筏(いかだ)を下らせることを主目的とするもので、舟通し、筏通しなどとよばれている。アメリカやヨーロッパには、水路式のほかにエレベーター式の魚道もある。この形式は、魚溜(うおだま)りの容器を設置し、それを動力で上下させて、それぞれの水位に魚群を導く仕組みであり、産卵期に移動する魚類に有効である。なお、漁場で魚群がもっともよく通過する道筋をも魚道という。海の場合、魚道は海底地形のほか、季節や海況とも深いかかわりがある。回遊魚のブリ、イワシ、マグロなどを漁獲対象とする定置網漁業は魚道を利用するものであるが、ほかの漁業においても、漁獲性能をあげるには魚道を的確に把握することが重要である。[出口吉昭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の魚道の言及

【ダム】より

…貯水池の深い位置では水温が低いので,灌漑用水の場合は表面取水ゲートを設置して表面から取水し,洪水時の多量の流木,塵埃をあらかじめ止めて除去するため,ドラム缶,発泡スチロール製フロートなどをワイヤロープで連結した網場(あば)と呼ばれる流木除を設ける。
[その他]
 ダムには主設備のほか,管理設備や土砂吐門,魚道などの付帯施設が必要である。土砂吐門は堆砂を洪水時に放出するための設備で,低いダムでは土砂を越流させて流下させるが,高いダムの底に設けたものはあまり効果がない。…

※「魚道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

魚道の関連キーワード内水面漁業鰻塚落ち鰻降河魚産卵回遊薙ぎ袖上り鮎鰻上り上り梁さく河性魚類(さくかせいぎょるい)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

魚道の関連情報