黒砂(読み)クロズナ

デジタル大辞泉 「黒砂」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ずな【黒砂】

黒色の砂。磁鉄鉱チタン鉄鉱のほか輝石角閃石かくせんせき錫石すずいしなどを含み、砂金・砂白金を含むこともある。

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精選版 日本国語大辞典 「黒砂」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ずな【黒砂】

  1. 〘 名詞 〙 砂金、砂白金などを含む砂。磁鉄鉱、輝石、角閃石などをも含み、黒色を呈する。

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岩石学辞典 「黒砂」の解説

黒砂

この語は一般に磁鉄鉱やイルメナイトなど,暗色重鉱物砂鉱床に用いる.大西洋カナリア諸島のテネリフェ(Teneriffe)島の海浜砂など暗色熔岩の破片からなる砂の記述にも用いられた[Twenhofel : 1950, Pettijohn, et al. : 1975].アスファルト質の砂の記載にも用いられた[Taliaferro & Stanfield : 1946].

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒砂」の意味・わかりやすい解説

黒砂
くろずな
black sand

ブラックサンドともいう。砂浜で波や海流によって重鉱物が密集した堆積物総称。重鉱物は磁鉄鉱チタン鉄鉱が多く砂鉄鉱床となる。輝石,角閃石などが混ることもある。日本では岩手県青森県の太平洋岸にあり,北アメリカ,旧ソ連,アフリカなどの地域に産する。

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