南瓜(読み)なんか

精選版 日本国語大辞典 「南瓜」の意味・読み・例文・類語

なん‐か ‥クヮ【南瓜】

〘名〙 =カボチャ(南瓜)〔薬品手引草(1778)〕 〔本草綱目‐菜部・南瓜・集解〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「南瓜」の意味・読み・例文・類語

カボチャ

《〈ポルトガルCambodiaから》ウリ科蔓性つるせい一年草。茎は五角柱で、巻きひげがあり、地をはう。葉は大形の心臓形。夏、黄色の雄花雌花とをつけ、大形の扁球状などの実を結ぶ。果実および種子食用。熱帯アメリカの原産で、日本にはポルトガル船によってもたらされた。カンボジア原産と考えられたところからの名という。とうなす。からうり。なんきん。ぼうぶら。 実=秋 花=夏》「我が―ひき臼程になりにけり/虚子
[補説]「南瓜」とも書く。
[類語]真桑瓜メロン西瓜烏瓜夕顔瓢箪糸瓜へちまふくべひさご胡瓜白瓜唐茄子冬瓜とうがん苦瓜

ぼうぶら【南瓜】

《〈ポルトガル〉abóboraから》カボチャのこと。西日本でいう。

なん‐か〔‐クワ〕【南×瓜】

カボチャのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「南瓜」の解説

南瓜 (カボチャ・ナンカ;ナンガ;ボウブラ;ボブラ)

学名Cucurbita moschata
植物。ウリ科のつる性一年草,園芸植物,薬用植物

南瓜 (アコダウリ)

植物。平たく丸い金冬瓜

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android