(読み)フクベ

デジタル大辞泉 「瓢」の意味・読み・例文・類語

ふくべ【×瓢/×瓠/×匏】

瓢箪ひょうたんのこと。特に、その果実から作った容器。酒などを入れる。 秋》
ユウガオ変種。果実は苦味が強く、果皮が堅い。容器にし、また観賞用。まるゆうがお。
[類語]真桑瓜メロン西瓜烏瓜夕顔瓢箪糸瓜へちまひさご胡瓜白瓜カボチャ唐茄子冬瓜とうがん苦瓜

ひょう〔ヘウ〕【×瓢】

瓢箪ひょうたんのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「瓢」の意味・読み・例文・類語

ふくべ【瓢・瓠・匏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひょうたん(瓢箪)季語・秋 》

▼ふくべの花《 季語・夏 》

  1. [初出の実例]「夕かほの花はふくへの手向哉」(出典:俳諧・古活字版大本犬筑波集(1532頃)夏)
  2. ひょうたん(瓢箪)
    1. [初出の実例]「紹鴎が瓢(フクベ)はありて米はなく〈野水〉 連哥のもとにあたるいそがし〈冬文〉」(出典:俳諧・冬の日(1685))
  3. ユウガオの変種。瓢箪に似ているが果実は扁平な卵形干瓢(かんぴょう)にする。栃木県に多く栽培されている。まるゆうがお。
    1. [初出の実例]「実長きを夕顔といひ〈略〉円なるを匏(フクヘ)といふ」(出典:小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉三)

ひょうヘウ【瓢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひょうたん。ひさご。なりひさご。ふくべ
  3. ひょうたんの内部をくりぬいて酒を盛ったり、水をくんだりするのに用いるもの。ひさご。ふくべ。また、それにくんだ酒などの量をかぞえるのに用いる語。助数詞として用いる時は「びょう」「ぴょう」ともいう。〔十巻本和名抄(934頃)〕 〔荘子‐逍遙遊〕

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