ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「20世紀フォックス」の意味・わかりやすい解説
20世紀フォックス
にじっせいきフォックス
Twentieth Century-Fox Film Corporation
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アメリカの映画会社。1935年に、20世紀映画とフォックス映画が合併して成立。20世紀映画に在籍していたダリル・F・ザナックが製作担当の副社長に就任し、1950年代後半まで個々の作品製作を指揮した。設立当初は、圧倒的な人気を誇っていたシャーリー・テンプルShirley Temple(1928―2014)の主演作品により支えられていた。1940年代は、アリス・フェイAlice Faye(1915―1998)やカルメン・ミランダCarmen Miranda(1909―1955)を配したミュージカルおよびベティ・グレイブルBetty Grable(1916―1973)の主演作品が人気を博し、またジョン・フォード、エリア・カザン、ジョゼフ・L・マンキーウィッツJoseph Leo Mankiewicz(1909―1993)などの監督作品が同社の評価を高めた。第二次世界大戦後のテレビとの競合においては、大型映画の開発で先陣を切り、シネマスコープの導入を成功させた。また1950年代の同社はマリリン・モンローの活動の拠点でもあった。20世紀フォックスはコングロマリットに買収されることなく、独立を維持して1960年代から1970年代を通過したが、1985年に、オーストラリアのルパート・マードックのニューズ・コーポレーションの傘下となった。これ以降、20世紀フォックスはニューズ・コーポレーションにとって貴重な番組ソフトの供給元と位置づけられている。現代のヒットメーカーのジェームズ・キャメロンとの良好な関係は、同社の大きな資産といえよう。
[濱口幸一]
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