TOB(読み)ティーオービー

共同通信ニュース用語解説 「TOB」の解説

TOB

「Takeover Bid」の略称で、株式公開買い付けと訳される。株を買い付ける価格期間などの条件を公開し、不特定投資家から株を取得する企業買収手法企業の子会社化や、非上場化など幅広い企業再編で活用される。買収対象企業の経営陣の賛同があれば友好的TOB、同意を得ずに一方的に行う際は敵対的TOBと言われる。

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百科事典マイペディア 「TOB」の意味・わかりやすい解説

TOB【ティーオービー】

take-over bidの略。株式公開買付け。会社の経営権支配の目的で,不特定多数の株主から株式を買い取る市場外での株式公開買取提案。新聞等に買付け期間・株数・価格を公表して行われる。市場を通じての株式買占めとは逆の公然たる会社乗取り提案であり,敵対的買収の手段とされることも多い。市場価格より高い価格の提示によって多量の株式取得が容易なほか,応募株式数が目標に達しない場合にはビッドを取り消すことができ,その際に株主に義務を負わせないなどの利点がある。→証券取引法
→関連項目金融商品取引法場外取引マンネスマン[会社]

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M&A用語集 「TOB」の解説

TOB

株式公開買付。大量の株式を短期間に取得するために、新聞公告等を行い、株式市場外で対象企業の株主から直接株式の買い付けを行うこと。株式の買い集めについて対象企業の経営陣の了承を得ているかどうかにより、友好的TOBと敵対的TOBとに分かれる。公募期間は最長で営業日60日以内。なお応募が2/3以上となった場合、買付者は応募のあった株式を全て買い取らなければならない (全部買付義務という)。

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世界大百科事典(旧版)内のTOBの言及

【株式公開買付け】より

…会社の経営支配権を獲得するなどの目的から証券市場外で不特定多数の株主から株式を大量に取得すること。テークオーバー・ビッドtakeover bid(TOB),またはテンダー・オファーtender offerと呼ばれ,企業結合の一方法となっている。株主から平等に買い付けることが主たる制度目的であり,最近では発行会社が自己株式の平等買付けを行うためにも利用されるように改正がなされた。…

※「TOB」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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